ロレックスのパイロットウォッチであるGMTマスターⅡは、デザインがかっこいいだけでなく、実用性にも優れたモデルです。
ペプシ、バットマン、コークなどの愛称で親しまれているモデルもあり、世界中で大人気となっています。
今回は、GMTマスターⅡの歴史、特徴、型番などの情報をご紹介いたします。
また、GMTマスターⅡを高値で売却するコツ、具体的な売却方法についても、お伝えいたしますので、GMTマスターⅡを売ろうかどうか迷っている方は、ぜひ本記事の情報を参考にしてみてください。
ロレックスのGMTマスターⅡのコンセプトと歴史について
最初に、 GMTマスターⅡがどのようなコンセプトで誕生したのかや歴史について、ご紹介いたします。
ロレックスのGMTマスターⅡのコンセプト
GMT機能を搭載したGMTマスターⅡは、機能性に優れていたことから、当時のパイロットたちの間でたちまち大評判となりました。
後に、パイロット以外の人たちの間でも人気が高まっていき、世界的な人気を誇るモデルとして認知されるようになったのです。
ロレックスのGMTマスター誕生の歴史
ロレックスのGMTマスターが初めて登場したのは、1950年代です。
その当時は、現在のように高機能な時計が存在していなかったため、パイロットたちは複数のタイムゾーンの時間を確認するのに苦労していました。
そこで、アメリカの航空会社であるパン・アメリカン航空(現:パンナム)が、ロレックスへパイロットウォッチの開発を依頼したのです。
そのことがきっかけとなり、GMTマスターのファーストモデルが誕生することになったのです。
ロレックスが開発したGMTマスターは、完成度が非常に高かったことから、パン・アメリカン航空は、GMTマスターをオフィシャルウォッチとして採用しました。
パン・アメリカン航空に続いて、ほかの航空会社の間でも、GMTマスターが公式採用されることになったのです。
初代モデルのロレックスのGMTマスター
ロレックスから、初代モデルのGMTマスター(Ref.6542)が発売されたのは、1955年のことでした。
GMTマスター(Ref.6542)は、両方向に回転することで、第二時間帯を表示が可能なGMT機能を搭載したモデルです。
初期に登場したモデルはベークライト仕様でしたが、耐久性に問題があったことから、のちにアルミベゼルへと変更されました。
初代モデルのGMTマスター(Ref.6542)は、1959年まで製造されていました。
その後は、「Ref.1675」、「Ref.16750」、「Ref.16700」などのさまざまなモデルが登場したのです。
GMTマスターから後継モデルのGMTマスターIIへ
GMTマスターの最後のモデルとなったのは、Ref.16700です。
Ref.16700は、1990年代に登場し、1999年で製造終了となりました。
1982年には、GMTマスターの後継モデルとなるGMTマスターⅡ(Ref.16760)も発売されています。
GMTマスターⅡ(Ref.16760)は、より高度な機能性や堅牢性を兼ね備えたモデルとして登場しました。
ロレックスのGMTマスターⅡの特徴
ロレックスGMTマスターⅡは、デザイン性、機能性などにおいてさまざまな特徴を持った時計です。
具体的な特徴については、以下の通りです。
ツートンカラーのベゼルカラー
ロレックスGMTマスターⅡといったら、ツートンカラーのデザインをイメージする方も多いことでしょう。
これまでに、「赤×青ベゼル」、「青×黒ベゼル」、「赤×黒ベゼル」などさまざまなカラーバリエーションのモデルが販売されています。
ゴージャスな雰囲気の「茶×金ベゼルモデル」のGMTマスターⅡもあるのです。
ロレックスファンたちの間では、赤×青ベゼルは「ペプシ」、赤×黒ベゼルは「コーク」、青×黒ベゼルは「バットマン」といったように、ペットネーム(愛称)で呼ばれることもあります。
両方向回転ベゼルを搭載
両方向回転ベゼルを搭載している点も、GMTマスターⅡの特徴です。
第二時間帯を示す24時間計としての機能があるため、時間が確認しやすく、機能性に優れたモデルとなっているのです。
防水性が高い
パイロットウォッチでありながら、防水性も考慮した作りとなっている点も、ロレックスGMTマスターⅡの特徴です。
現行モデルのロレックスGMTマスターⅡは、「100m/330 フィート防水」というダイバーズウォッチレベルの高い防水性能を持っています。
海水浴やプールなどのレジャーシーンでも、安心して使用することができます。
GMTマスターⅠとⅡの違い
細かな違いはありますが、一番大きな違いといえば、時針調整式か否かの違いでしょう。
GMTマスターⅠは回転ベゼル調整式のみ搭載されており、2つの時間帯を確認することができますが、GMTマスターⅡには回転ベゼル調整式の他に時針調整式も採用しており、
GMTマスターⅠとは異なり、併せて3つの時間帯を確認することができます。
GMTマスターモデルチェンジ
キャリバーの遷移
GMTマスターⅠからⅡにモデルチェンジがあったタイミングで3085が採用されました。
これにより、時針調整式が搭載され、2つの時間帯から3つの時間帯を確認できるようになりました。
その後、現行モデルにモデルチェンジをきっかけにキャリバー3285が搭載され、従来比15%のエネルギーを削減することが可能となりました。
この技術はロレックスが自社で開発を行い、特許を取った技術になります。
ベゼルの遷移
今では”バットマン”、”ペプシ”と様々な2トーンベゼルがありますが、初期モデルは赤黒の通称”コーク”のモデルのみしか製作されておりませんでした。
その後、黒、赤青のモデルが登場し、一時期GMTマスターⅡの特徴でもある2トーンベゼルが採用されないモデルも製作されるようになりました。
GMTマスターⅡの5つの型番を紹介
ロレックスのGMTマスターは、「GMTマスターI」と「GMTマスターII」の2種類のシリーズに分けることができます。
ロレックスGMTマスターIは、1950年代から1990年代までの間に、計4回のモデルチェンジが行われました。
GMTマスターIIは、1980年代から現在まで販売されており、「Ref.16710」、「Ref.116710LN」、「Ref.126710BLRO」 、「Ref.126710BLNR」など、さまざまなモデルがあります。
次は、ロレックスGMTマスターⅡモデルの中から、特に人気が高いモデルや高額で取引されやすいモデルを5つご紹介いたします。
ロレックスGMTマスターII(Ref.126710BLRO)
定価: 1,013,100円
買取相場価格:2,600,000円
商品状態:中古品 2020年ギャラ
サイズ:41 mm
素材:オイスタースチール
2021年12月現在
GMTマスターII(Ref.126710BLRO)は、2018年に登場した比較的新しいモデルです。
こちらのモデルは、GMTマスターⅡを象徴する赤×青ベゼル、ジュビリーブレスレットなどが特徴です。
ムーブメントには、新世代ムーブメントのCal.3285を搭載し、正確性に優れたモデルとして人気があります。
ロレックスGMTマスターII(Ref.126710BLNR)
定価: 1,072,500円
買取相場価格:2,000,000円
商品状態:未使用品 2019年ギャラ
サイズ:40 mm
素材:オイスタースチール
2021年12月現在
こちらのモデルも、新世代ムーブメントのCal.3285を採用しています。
一時期は、人気が殺到して、高額な価格で取引されていました。
現在でも、良い値段が付きやすいモデルとなっています。
ロレックスGMTマスターII(Ref.116710LN)
定価:廃版のため不明
買取相場価格:1,410,000円
商品状態:中古品 2012年ギャラ
サイズ:40 mm
素材:オイスタースチール
2021年12月現在
ロレックスGMTマスターII(Ref.116710LN)は、2007年にリニューアルされたモデルです。
2019年まで販売されていました。
ベゼルや文字盤のカラーがブラックとなっている点が特徴です。
ほかのツートンカラーのGMTマスターⅡと比較して、落ち着きのあるデザインであることから、ビジネスマンたちの間で人気が高いモデルです。
ロレックスGMTマスターII(Ref.116713)
定価:廃版のため不明
買取相場価格:1,350,000円
商品状態:中古品 2005年ギャラ
サイズ:40 mm
素材:オイスタースチール
2021年12月現在
ロレックスGMTマスターII(Ref.116713)は、2006年から発売されております。
イエローゴールドとステンレスのコンビモデルとなっており、エレガントさを演出しております。
キャリバーは3186と併せて、48時間のパワーリザーブも搭載しております。
ロレックスGMTマスターII(Ref.16760)
定価:廃版のため不明
買取相場価格:2,060,000円
商品状態:中古品 1987年ギャラ
サイズ:40 mm
素材:オイスタースチール
2021年12月現在
GMTマスターII(Ref.16760)は、1983年から1988年まで発売されていたモデルです。
旧モデルのGMTマスターとの相違点は、単独で短針が動くことです。
3ヶ国の時間も表示できるようになりました。
GMTマスターIIシリーズの初代モデルであることから、稀少性があり、現在でも高値で取引されることが多いです。
ロレックスのGMTマスターIIを高く売るには?
ロレックスGMTマスターIIを高値で売るコツは、すべての付属品を揃えておくことです。
査定に出す前に、箱、保証書、取扱説明書などを準備しておくようにしましょう。
売却時のタイミングを考慮することも、高値で売るコツです。
GMTマスターIIに限らず、ロレックスの時計は、売れやすい時期とそうでない時期があります。
高値で売れやすいのは、夏や冬のボーナス前、新生活がスタートする前の2月~3月の時期です。
お急ぎでなければ、この時期を狙って売却してみると良いかもしれません。
さらなる高額査定を目指すために
ここまでGMTマスターIIの買取価格や高価買取のための必要事項についてお伝えしてきましたが、あくまで買取価格というものは目安なので、査定の仕方や時計の状態によって査定金額が大きく変わってしまう場合があります。 手放してしまった後に「もっと高く売れたかもしれない」と後悔しないためにも、査定に出す際に気を付けるポイントを抑えておきましょう。
相場の流れを抑える
まず一番大切なことが、買取相場の流れを読むということです。
ロレックスはご存知の通り資産としても高い価値を持つため、他の資産同様景気の影響を受けて価格が変動します。
2020~2021年のロレックスの相場はまたしても高騰し続けました。 2020年5月ごろには一度下落したもののV字の回復を見せ、その勢いのまま現在まで高騰の流れが続いています。
何故ロレックスの相場はこのような高騰が続いているのか。
様々な要因が挙げられますが、我々全員に関わる事柄として世界規模の新型コロナウイルスの流行が挙げられます。
世界中の人と物の移動に制限が掛かる中、ロレックスもまた苦戦を強いられており、その影響が相場の異様な高騰の遠因になっているのです。 そのため、ロレックスの高騰についてはコロナウイルスの終息が大きなカギになるでしょう。
また、海外製品であるため為替相場の影響も大きく受けます。
一方で、GMTマスターIIを代表とするスポーツウォッチモデルは、安定した人気を誇っているため、それら経済的な影響により一時的に価格が下落したとしても、ある程度の期間を置いて復活する傾向にあります。
なので、GMTマスターIIを手放すことを考えている際に、価格が下落傾向にあった場合は、一度様子を見てみるのも手かもしれません。
査定で確認されるポイントを抑える
査定では買取相場が確認されたうえで、時計の状態確認が行われます。
その際に確認されるポイントは大きく分けて以下の3つです。
・未使用品か中古品か
・傷や故障があるかなど使用感について
・コマなどの付属品や、保証書は揃っているかどうか
一般的なブランド時計と異なり、ロレックスの場合傷や故障があったとしても値段がつくことが多いです。
修理に出したら逆に修理代が高くついてしまうこともあるので、気になったら一度査定に出してみることをお勧めします。
また、意外と多いのが付属品や保証書を持っていたけれど、出し忘れてしまうケースです。保証書があれば査定額が50,000円から100,000円ほど、箱や付属品があれば10,000円から100,000円ほどアップすると言われています。
ないと思っていても後々家で見つかったという例もあるので、査定に出す前に一度、揃っているか確認されることをお勧めします。
さらに、古いロレックスの方が高く買い取ってもらえると考えがちですが、1970年以前のアンティークロレックスやその他レアモデルではない場合は、新しいロレックスの方が品物として状態が良いとされ、高く買い取ってもらえる傾向にあるので、手放すことを考えている方はなるべく早く査定に出すことをお勧めいたします。
GMTマスターIIの高価買取は複数店舗の査定がおすすめ
ロレックス GMTマスターIIの現在の買取相場や買取価格について、お分かりいただけたと思います。
また、ロレックスの査定を行う際には複数店舗を比較することが大切であるということも知っていただけたと思います。
一方で、このご時世に1店舗1店舗出向いて査定してもらうのも難しいかもしれません。
最近では複数店舗の査定を一括で請け負ってくれる、一括査定サイトというサービスがあります。
一括査定サイトを利用すれば、家にいながらでも気軽に複数店舗から査定してもらうことが可能なだけではなく、複数店舗を比較した上で最高額での売却も可能です。 お手持ちの GMTマスターII の売却を検討中の方は、ぜひ一度お問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
GMTマスターIIを売るならPREMIER VALUE一括査定がおススメ
GMTマスターIIは近年の買取相場が高騰しています。
多くのユーザーにとって求めやすいGMTマスターIIは、ショップにとっても在庫を切らしたくない商品の一つ。
買取相場が高騰している今はGMTマスターIIを手放すにはちょうどいいタイミングです。 しかし、高騰している時の相場は不安定なものですから、ショップによって全く買取価格が変わる場合があります。
ロレックスのGMTマスターIIを売る際には、事前に相場価格を調べておくことをおススメします。
おおよその買取額相場を知っていれば、値段の交渉がしやすくなるからです。
仕事などが忙しくて相場価格を調べる時間が取れないという方は、PREMIER VALUE一括査定を利用するのが便利です。
一括査定サイトを使えば、ご自宅にいながら、ロレックスのGMTマスターIIの買取金額をチェックすることができます。
高級時計・高級ブランドバック専門のPREMIER VALUE一括査定では、特にロレックスには強く、最大で20社までの査定が可能ですので、ぜひご活用くださいませ。
利用料、査定料などは一切不要です。
すべて無料でお使いいただけます。
専任コンシェルジュが親切丁寧に対応させていただきますので、使い方がわからない場合でもお気軽にご利用くださいませ。
現在は買取価格が高騰している傾向がありますので、売却した金額で他のロレックスの時計を購入されるのもよいかと思います。
GMTマスターIIの購入方法は以下に記載させていただきます。
GMTマスターIIを購入する方法は?
モデルによって適切な購入方法が変わってきます。ここではその方法を4つ紹介します。
正規店で購入する
まず正規店で購入をするという方法です。GMTマスターIIは中古相場が高騰しがちなモデルも多いですが、現在正規店では購入も難しい状態が続いております。
そのため、正規店購入はまずできないと考えてもよいでしょう。
並行店で購入する
並行輸入を行う店舗から購入をする方法です。定価に縛られずに割引価格で購入できるのがメリットです。
しかしGMTマスターIIに関しては定価以上でも購入したいというニーズがかなり高いため、その恩恵は期待できない可能性が高いでしょう。
中古取扱店で購入する
GMTマスターIIの腕時計を購入する場合、中古取扱店での購入がどうしても多くなります。
中古取扱店は人気モデルでも取り扱われている確率が高い点が魅力です。商品ごとに価格や状態にばらつきがあるため、いくつかの店舗を回り、比較した方が良いでしょう。
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